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zoom RSS 勝利を告げられた大毅の表情がとても印象的だった。

<<   作成日時 : 2010/02/08 01:05   >>

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WBA フライ級タイトルマッチ、亀田大毅判定勝ち。

勝利を告げられた瞬間の表情がとても印象的だった。ちょっと不思議な顔をした。世界チャンピオンになった歓喜はまるでなかった。誰かに呼び止められてふりかえって声の主を捜しているようにも見えたし、唐突に無罪放免を言いわたされてとまどっている囚人みたいにも見えた。

それでもマイクを向けられるとやっと自分を取り戻した。「ボクシングの才能もセンスもないって言われた僕が、ここまでやれたんは、家族と応援してくれたみんなのおかげです。ありがとうございました。」 突然こみ上げてきたものに声を震わせながら、きちんと言うべきことを言った。

大毅はボクシング向きの性格ではないんだろうと思う。世界チャンピオンに対して、向いていないと言うのは彼にも他の選手にも失礼すぎるが、本来人と殴り合うことも、争うことも苦手なんではないかと思う。

あの無様な反則も、そういう性格から起こしてしまったのかもしれない。無理やり自分を奮い立たせなければリングに立つことも、人を殴ることもできないのだと考えてみると、あんなにみっともないことをしてしまったことも少し分かるような気がする。

「兄弟3人で世界チャンピオンを目指す。」という目標を共有することが家族の絆を支えていたこともきっとよく分かっていただろう。兄や弟のように自分も自分の責任を果たしたい。たとえ才能が無くても。そう自分に言い聞かせてきたのではないか。

そうやって自分を奮い立たせて、あの試合から今日までの時間懸命に自分を鍛えてきた。世界チャンピオンになることだけが失ったものを取り戻す方法だと繰り返し自分に確認しながら。

それがいったいどんな時間だったのか他人には分からない。

今日、勝利を告げられた時に浮かべた不思議な表情はしばらく続いた。自分の感情が自分に戻ってくるのを注意深く待っていたようにも思えた。その静かな空白が強く印象に残っている。

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