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zoom RSS 佐々木俊尚さんの「ソニーは死んだ」とは?

<<   作成日時 : 2010/12/18 03:47   >>

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昨夜(正確には一昨夜)Twitterが大いに盛り上がっていた。佐々木俊尚さんが、「今日私の中で、ソニーが完全に死んだ。さようなら。」とやったのだ。

事の発端は佐々木さんがSONYのReader(キンドルみたいなもの)を買おう、とソニーのネットショップへアクセスしたところ、「WindowsかつIEの6か7以外では利用できません」とはじかれたこと。
そのツィートを引用しておく。

いまSony Readerを一応入手しておこうかと思ってネット直販のソニーストアに行ったら、WindowsのIE6.0/7.0以外では「正常に動作しないので推薦環境で読め」というふざけたエラー画面が出た。びっくり。 http://bit.ly/fWAXxZ


今時何言ってんのはあ? と。
こりゃもうソニーダメだと。

佐々木俊尚さんは今や日本のネットジャーナリズムの主要プレイヤーと言っていい存在だ。当然そのツィートはあっという間にリツィートが繰り返され大きな波紋が生まれた。

togetterにまとめられている。
http://togetter.com/li/79743
面白くて深夜まで読んでしまった。

大半は「自分もそう思ってた。」「最後にソニー製品を買ったのは10年以上前。」「今さら言うまでもなく、とっくにソニー終わってた。」などとソニーのダメっぷりを追認するもの。関係者からのツィートも当然あった。

さらに、SONYのReaderがPCにつなぐこと前提で、ネットで直接本を買えないというわけのわからない仕様になってることにも皆呆れ果てた。何じゃこりゃ?今作る商品か?ソニー大丈夫か?

佐々木さんはかなりはっきりした意図を持って「騒ぎ」を拡大させた。自分のソニー批判ツィートに対する同調や疑問符を、また自らすごい勢いでリツィートし続けたのだ。

彼の狙いは二つ。
一つは、ガラパゴス化する日本企業の中で世界と戦えるはずのソニーの惨状を叱咤し覚醒を促すこと。このままじゃソニーは本当に終わる。大企業病だ。それは死に至る病。大企業は変化することが必要と分かりつつも変化できず時代に適応できないで死ぬ。なまじっかな言葉は彼らのでかい図体を素通りするだけだ。強い言葉と多くの、とても多くの賛同がなければ彼らの耳には届かない。多くの賛同とはリツィートの広がりであり、その後のネットジャーナリズムのフォローだ(既成のマスメディアで報道されることは無い。理由はまあそういうこと)。このブログのような小さな個人ブログも賛同の声の一つだ。そうした多くの声を集め強い言葉でソニーの覚醒を促すこと。それが一つ目の狙い。

もう一つの狙いはさらにスリリング。
今、メディアとジャーナリズムは大きく変化しつつある。もちろん主要因はネットの誕生とその発達だ。 (そのことは佐々木さんの「ジャーナリズムはモジュール化する」と言う論考でも、ある側面から分かりやすくまとめられている。)
今起こっている大きな変化が将来どう位置付けられるのかは想像するしかないが、テレビの誕生や、もしかすると活版印刷に匹敵すると評価されることさえありうるのではないかと思う。それ程革命的な変化が今、目の前で起こっている。

情報とは権力であり,富でもある。これまで情報の経路を限定することで巨大な権力も巨悪もあり得た。しかしネットの誕生は情報の遮断を難しくし、そればかりか情報の新しい効率のいい経路を生み出すことを富に変えつつある。

佐々木さんの二つめの狙いは,今起こっているこの大きな変化が何を意味するのか、何をなしうるのか。今後度々起こり、当たり前になって行く変化の、その象徴的な事例を自ら体現し、世の中に分かりやすく示すことだったのだと思う。さらに穿って言えば、そうすることでこの大きな変化の中に自分の痕跡を刻もうともしたのだろう。それが昨夜佐々木さんが引き起こしたことだ。

彼の集中豪雨のようなリツィートに「これは何やら重要なことが起こっている。」とゾクゾクしながら参戦する人がほとんどだったが、中には「佐々木何某のリツィートがウザいからブロックした。」というのも散見された。気持ちはわからんでもないが、彼らは目の前に流れている夥しい発言が何を意味するのか見えていない。分からなくて迷惑に感じるなら黙ってフォローを外せばいいだけなんだが、有名人をブロックしたことをわざわざ公表して小さな自尊心を慰撫する様子は残念ながらあほに見えた。

この「大きな変化」は必然であり大いに歓迎するが、適応できないものにとって望ましいものでないのはいつの時代も同じだろう。


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